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爆発下限濃度試験

目的

粉じん爆発性の評価の中で、最も基本的な評価である「爆発のし易さ」「爆発するかしないか」を評価するものです。

装置

吹上式粉じん爆発試験装置(弊社型式DES-10)
この装置は、JISZ8818:2002「可燃性粉じんの爆発下限濃度測定方法」に規定されたものです。

装置概要

爆発下限濃度試験装置の構成図

測定方法

  1. 本装置の燃料皿に、濃度に見合う量の試料を均等に乗せます。
  2. 1.3リットル圧力タンク内に50kPaのコンプレッサエアーを溜め、電磁弁開放によってガラス円筒内に粉じん雲を形成します。
  3. 電磁弁開放から0.1秒後に、高圧トランスに接続されている放電電極でスパーク(エネルギー:10J)を発生します。
※判定基準としては、
  1. 着火目印線を火炎が越えた場合、「着火」と判定します。
  2. 1濃度で5回測定して、火炎が着火目印線を越えない場合、その濃度で「着火せず」と判定します。
  3. 着火した最も低い粉じん濃度より、1濃度低い着火しない粉じん濃度を下限濃度とします。

測定範囲

濃度2000g/m³を吹上限界として、測定可能な上限濃度とします。

測定濃度間隔
100g/m³未満 5g/m³単位
100g/m³以上 200g/m³未満 10g/m³単位
200g/m³以上 500g/m³未満 20g/m³単位
500g/m³以上 1000g/m³未満 50g/m³単位
1000g/m³以上 100g/m³単位

評価

JIS Z 8818:2002から
爆発下限濃度(g/m3 粉じん爆発性
45以下
45~100
100以上

試料必要量

JISふるい目開き63μm程度 (通常75μm)下、
または、目開き300μm下の試料を50g以上