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最小着火エネルギー試験/堆積状態

目的

「着火のし易さ」を評価し、静電気での着火危険性を判断します。

装置

  • 着火エネルギー測定装置(MIES-10)・・・・エネルギー発生装置として使用
  • 無機質断熱板

装置概要

最小着火エネルギー試験/堆積状態試験装置の構成図

測定方法

  1. 試料を幅15mm 高さ10mmの半球状に堆積させ、放電極に接触しないよう電極近くにセットします。その時、放電したエネルギーが堆積した半球状の表面に接触するようにします。
  2. 測定は、繰り返し5回行い、5回中1度も着火しない場合は、「×: 着火せず」とします。
    ※着火エネルギー測定の上限エネルギーは、50mJ迄とします。

測定範囲

  • 測定点を0.3mJ、1mJ、3mJ、10mJ、30mJ、50mJとし、着火の有無を範囲で表示します。
    (例 1mJ<MIE≦3mJ)

評価

アマノ(株)社内基準から
着火エネルギー ランク 対策
100mJ < MIE 静電気による着火危険性は低い
30mJ ≤ MIE ≤ 100mJ 容器、設備等の接地対策が必要
10mJ ≤ MIE < 30mJ 作業着・床の帯電防止が必要
3mJ ≤ MIE < 10mJ 不活性粉体等による爆発抑制、又は爆発防止対策・学識経験者のアドバイスが必要
MIE < 3mJ 不活性粉体或いは不活性ガスによる爆発抑制、及び爆発防止対策・学識経験者のアドバイスが必要

試料必要量

JISふるい目開き63μm程度 (通常75μm)下、
または、目開き300μm下の試料を30g以上