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爆発下限濃度試験

試験の位置づけ

  • 粉じん爆発試験(粉塵爆発試験/粉体爆発 試験/ダスト爆発 試験)における、粉じん爆発性評価の基本項目としての爆発下限濃度(MEC:最小着火濃度)測定
  • 「粉じん爆発危険性」のうち、粉じん雲が爆発するか否か(爆発のし易さ)を濃度で判定する入口側評価
  • 最大爆発圧力 Pmax や爆発圧力上昇速度 Kst など「爆発の激しさ」を扱う試験の前段に位置づく可燃性判定
  • JIS 粉じん爆発の規格に基づき実施される、可燃性粉じんの爆発下限濃度測定(JIS Z 8818)

試験の目的

  • 粉じん雲が爆発に至る最小濃度である爆発下限濃度(MEC:最小着火濃度)の把握
  • 粉じん爆発危険性の有無と相対的な爆発しやすさを、粉じん爆発性評価として整理するための基礎データ取得
  • 粉じん爆発試験の結果をもとに、工程内の粉じん濃度管理や防爆対策の要否判断に用いる指標化
  • MIT(最小着火温度)・MIE(最小着火エネルギー)・LOC(酸素限界濃度)など他の粉塵爆発性評価項目と組み合わせた総合的リスク評価の土台

装置

吹上式粉じん爆発試験装置(弊社型式DES-10)
この装置は、JISZ8818:2002「可燃性粉じんの爆発下限濃度測定方法」に規定されたものです。

装置概要

爆発下限濃度試験装置の構成図

測定方法

  1. 本装置の燃料皿に、濃度に見合う量の試料を均等に乗せます。
  2. 1.3リットル圧力タンク内に50kPaのコンプレッサエアーを溜め、電磁弁開放によってガラス円筒内に粉じん雲を形成します。
  3. 電磁弁開放から0.1秒後に、高圧トランスに接続されている放電電極でスパーク(エネルギー:10J)を発生します。
※判定基準としては、
  1. 着火目印線を火炎が越えた場合、「着火」と判定します。
  2. 1濃度で5回測定して、火炎が着火目印線を越えない場合、その濃度で「着火せず」と判定します。
  3. 着火した最も低い粉じん濃度より、1濃度低い着火しない粉じん濃度を下限濃度とします。

測定範囲

濃度2000g/m³を吹上限界として、測定可能な上限濃度とします。

測定濃度間隔
100g/m³未満 5g/m³単位
100g/m³以上 200g/m³未満 10g/m³単位
200g/m³以上 500g/m³未満 20g/m³単位
500g/m³以上 1000g/m³未満 50g/m³単位
1000g/m³以上 100g/m³単位

評価

JIS Z 8818:2002から
爆発下限濃度(g/m3 粉じん爆発性
45以下
45~100
100以上

試料必要量

JISふるい目開き63μm程度 (通常75μm)下、
または、目開き300μm下の試料を50g以上