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SERVICE 環境衛生研究所の営業品目

油分量

試験の位置づけ

  • 油分量測定は、粉粒体物性測定における表面状態および付着性を評価する化学的物性管理項目
  • 粉体特性測定の中でも、粉粒体の力学特性や粉体流動性評価に影響を及ぼす表面改質要因の把握手法
  • 粒子径分布測定(Particle size distribution)や粒子形状解析と関連づけた粒子表面特性解析指標
  • かさ密度測定(Bulk density)およびタップ密度(タッピング密度)測定に影響する付着性・潤滑性評価項目
  • 安息角測定や差角測定に反映される内部摩擦および流動抵抗の変動要因
  • 圧縮特性や圧縮試験(Compressibility)、粉体の圧密性評価に関連する結合力変化要因
  • 粉体流動性試験装置(Flow tester / Powder rheometer)による流動挙動解析時の条件評価指標
  • 凝集性評価(Cohesion)や粒子間相互作用の増減を解析する補助パラメータ
  • 静電気特性を有する粉体における帯電挙動変動要因
  • ホッパー詰まり評価(Hopper flow / Arching / Rat-holing)に関連する付着性起因トラブル解析指標
  • 流動化特性(Fluidization properties)設計時の粒子表面状態管理項目

試験の目的

  • 粉体および粉粒体中の油分量を定量把握するための基礎成分分析データ取得
  • 粉粒体物性測定における表面状態管理および品質管理基準の設定
  • 粉体流動性評価との相関解析による流動障害要因の特定
  • かさ密度測定およびタップ密度測定との関係整理による充填性変動要因の把握
  • 安息角測定や差角測定への影響確認による内部摩擦特性評価
  • 圧縮特性や粉体の圧密性に及ぼす潤滑性および付着性影響の解析
  • 凝集性評価および粒子間相互作用変化の定量把握
  • 静電気特性変動要因の整理および帯電リスク低減検討
  • ホッパー内詰まりや供給不良発生リスクの予測精度向上
  • 流動化特性や混合・成形工程設計に向けた表面特性管理データ取得

用途

付着性、閉塞、フィルター目詰まり、着火性

概要

油分量には試料そのものが油分を含むものと、切削等による外的要因によって付着或いは吸着したものとに分かれる。前者は種子に代表する植物がほとんどである。種子に含有する油分は粒子径が大きい時にはほとんど影響を及ぼさないが、粒子径が小さくなれば油分ば表面にしみ出て、接触したものに影響を及ぼす。また、後者の場合には付着量が多かれ少なかれ他に影響を及ぼす。特にろ過するためのフィルターには顕著に影響する。

原理及び理論

抽出溶媒としてn-ヘキサンが一般的に使われる。ホットプレートで加熱されたn-ヘキサンを上方で冷却し、油滴として試料に振りかけ、連続して油分を抽出する。この方法ではn-ヘキサンで溶解しない油分は抽出できない。抽出できない物質が多く混入している可能性がある場合には、他の溶媒を選択する。

計算方法

  • 油分量(%)={(C)-(D)}×100/{(A)-(B)}------[13]
    • A:円筒ろ紙と試料の合計質量(g)
    • B:円筒ろ紙の質量(g)
    • C:アルミ箔と抽出物の合計質量(g)
    • D:アルミ箔の質量(g)