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SERVICE 環境衛生研究所の営業品目

油分量

用途

付着性、閉塞、フィルター目詰まり、着火性

概要

油分量には試料そのものが油分を含むものと、切削等による外的要因によって付着或いは吸着したものとに分かれる。前者は種子に代表する植物がほとんどである。種子に含有する油分は粒子径が大きい時にはほとんど影響を及ぼさないが、粒子径が小さくなれば油分ば表面にしみ出て、接触したものに影響を及ぼす。また、後者の場合には付着量が多かれ少なかれ他に影響を及ぼす。特にろ過するためのフィルターには顕著に影響する。

原理及び理論

抽出溶媒としてn-ヘキサンが一般的に使われる。ホットプレートで加熱されたn-ヘキサンを上方で冷却し、油滴として試料に振りかけ、連続して油分を抽出する。この方法ではn-ヘキサンで溶解しない油分は抽出できない。抽出できない物質が多く混入している可能性がある場合には、他の溶媒を選択する。

計算方法

  • 油分量(%)={(C)-(D)}×100/{(A)-(B)}------[13]
    • A:円筒ろ紙と試料の合計質量(g)
    • B:円筒ろ紙の質量(g)
    • C:アルミ箔と抽出物の合計質量(g)
    • D:アルミ箔の質量(g)