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体積抵抗率測定

目的

体積抵抗率を測定することにより、「粉体の帯電のし易さ」の評価を行います。

装置

  • 絶縁抵抗計 R8340A ULTRA HIGH RESISUTANCE METER(10~1,016Ω)
  • ガード付電極(主電極φ25mm、対向電極50mm×50mm)

装置概要

体積抵抗率測定装置の構成・概要図

測定方法

  1. ガード付電極の充填部に試料を容器容積いっぱいに入れます。
  2. 測定容器を高さ10mmまで持ち上げ、落下させて試料を圧縮充填します。
  3. この操作を50回繰り返し、絶縁抵抗計に接続します。
  4. 絶縁抵抗計の荷電スイッチを押し、通電1分後直ちに抵抗値を読みとります。
    *印加電圧:直流500V *通電時間:1分間
  5. 充填密度は銅電極を取り出し、電極に挟まれている試料を秤量し計算します。

体積抵抗率の計算

(労働安全衛生総合研究所技術指針 静電気安全指針2007 粉体の抵抗率の計算より)
ρ:抵抗率R:抵抗の測定値(Ω)
A:主電極面積(0.000491m2
d:対向電極との間隔(間隔=10mm=0.01m)

試料必要量

  • 1,000㎝3以上

資料1:粉体の体積抵抗率と静電気危険性
(産業安全衛生総合研究所技術指針 静電気安全指針2007より)
導体と不導体は静電気特性が異なり、粉体の場合、体積抵抗率でその範囲を定義します。 体積抵抗率を測定することによって、粉体の帯電量を推定できます。

資料2:導体、不導体の帯電量の管理指標
(産業安全衛生総合研究所技術指針 静電気安全指針2007より)
可燃性物質が下表の最小着火エネルギーを示す場合は、可燃性物質及びそれに 接触する物質の帯電電位を下表の数値に管理する必要があります。