超低湿度(低露点)環境における粉じん爆発試験
超低湿度(低露点)環境における粉じん爆発試験を受託致します。
二次電池等の製造工程では、空気中の水分と反応して変質する物質があり、超低湿度(低露点)環境で行われています。使用する材料については、粉じん爆発の危険性があると予想されても製造工程に近い環境で爆発危険性が評価出来ませんでした。
今回、当社では超低湿度(低露点)環境で試験粉体を取り扱えるよう、露点-40℃~-30℃を維持できる設備を製造し、以下の粉じん爆発試験を実際の製造工程に近い状況で受託可能となりました。
試験の位置づけ
- 超低湿度(低露点)条件下で実施する粉じん爆発試験であり、環境因子を考慮した粉じん爆発性評価の応用試験区分
- 乾燥環境で変化するMIE(最小着火エネルギー)やMEC(最小着火濃度)などの着火特性を確認する粉塵爆発性評価
- 最大爆発圧力 Pmax や爆発圧力上昇速度 Kst の挙動を、低露点環境において把握する爆発特性評価
- LOC(酸素限界濃度)やMIT(最小着火温度)、粉じん層着火温度と組み合わせ、粉じん爆発危険性を環境条件別に整理する試験体系
- JIS 粉じん爆発の評価概念を基礎としつつ、電池材料や医薬品など乾燥工程を有する粉体爆発 試験への適用試験
試験の目的
- 超低湿度環境下における粉じん爆発危険性の変動を定量的に把握するための粉じん爆発性評価データ取得
- 乾燥工程や低露点管理下でのダスト爆発 試験条件を再現し、安全設計に資する基礎情報整備
- MIEやMECの変化を評価し、静電気発生リスクと着火可能性を関連付けるための解析基盤構築
- 最大爆発圧力 Pmax および爆発圧力上昇速度 Kst の比較により、通常環境との爆発特性差異を明確化する評価資料整備
設備構成
グローブボックス構成
設備外観

- 差圧計 ………… グローブボックス内外の差圧を確認します
- パスボックス … 超低湿度を維持した状態での試料の受渡しを可能にします