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SERVICE 環境衛生研究所の営業品目

凝集度

用途

凝集性、排出性、付着性、フィルター目詰まり、ホッパーブリッジ

概要

ふるい上でふるいの目開きより小さな粉体に一定の振動を与えた場合、粉体同士で凝集し大きな粒子となったり、ふるいの網面に粉体が付着しふるいから落下しなくなる。この現象を数値化したものが凝集度である。

原理及び理論

ゆるみかさ密度とかためかさ密度との平均値及び圧縮度から振動時間を算出し、それらに見合ったふるいを3種類選定し、一定振幅で振動を与えたときにふるい上に残った粉体を秤量し計算する。

測定条件

  • ふるいの選定
      平均かさ密度{(A+P)/2} ふるい(上) ふるい(中) ふるい(下)
    1 0.4以下 350μm 250μm 150μm
    2 0.4?0.9 250μm 150μm 75μm
    3 0.9以上 150μm 75μm 45μm
  • 振幅 1mm
  • 振動時間
    T=20+{(1.6-W)/0.016} [sec]
    W=(P-A)・C/100+A
  • 凝集度(%)=X+Y+Z
    X={ふるい(上)に残った粉体質量}/2×100
    Y={ふるい(中)に残った粉体質量}/2×100×3/5
    Z={ふるい(下)に残った粉体質量}/2×100×1/5

それぞれの記号は下記に示す。

  • A:ゆるみかさ密度
  • P:かためかさ密度
  • T:振動時間
  • W:動的かさ密度
  • C:圧縮度